Sunday, April 5, 2015

Sound Proud

Stouch - Sound Proud feat. RAq, Yue Cue, NOBY, Atsu, NIHA-C, ハシシ & Jinmenusagi




iTunes Store

ラッパーのStouchが残してくれた企画に参加しました。
制作経緯も是非知ってほしい曲なのでTumblrもチェックしてみてください。


Sunday, March 22, 2015

Vishnu

先月の22日に自分の2枚目となるフリーミックステープ「Vishnu」を発表したのですが、ちょうど一ヶ月たったので少し振り返ってみたいと思います。


「Vishnu」は、2013年の10月に発表した「Shiva」の続編にあたります。両方ともタイトルはヒンドゥー教の神様の名前からとりました。それぞれの神様にちなんだ裏テーマの様なものがあり、三部作構成を考えているのですが、気になる方は調べてみてください。ヒンドゥー教は開祖というものが存在しない珍しい宗教らしく、調べてみると色々面白いです。

今回のミックステープはイギリスのdeKoBokoというビートメーカーとの共作で、2〜9曲目は全て彼のトラックです。いつかAKLOか誰かがインタビューで言ってましたが、ミックステープはやはり実験的な面もあるので、今回は自分以外のプロデューサーメインで作ってみようと思いました。普段自分では作らないようなビートでラップしようとすると、フローやデリバリーも少し考え直す必要があったり、良い勉強になります。

ラップのテーマという点でも、特に「視点」や「Capitalist」では、今まで歌ったことがないようなものにも挑戦しました。こういった方向性の曲はこれからも作っていきたいので、今後もメッセージ性とラップの質の高さ両方を目指して行きたいです。RAqさんが客演で参加してくれた「矛盾」では、僕が好きな言葉遊びを主軸に曲を作ってみたので是非チェックしてみてください。この曲にはあるルールがあって、それを理解した上で聞くと違った楽しみ方が出来るかと思います。ルールがわかると、RAqさんのバースの凄さもわかります。笑

また、今回初めてSoundcloudに全曲アップロードしてプレイリストを作りました。当たり前のことかもしれませんが、プレイリスト化すると1曲目が一番聞かれるやすくなるので、やはり1曲目のクオリティは特に重要かもしれません。

去年はミックステープを一枚も発表できなかったので、今年は少なくともあと一枚は作りたいと思います。

とりあえずまだ聞いていないという方は「Vishnu」チェックしてみてください!


Atsu 2nd mixtape "Vishnu"
Stream below or download ZIP here

Sunday, March 15, 2015

Wordplay of the Week #4

今回は割と単純でわかりやすい言葉遊びを紹介します。

カニエのレーベルGOOD MusicのコンピアルバムCruel Summerに収録されている「To the World」の中のラインです。シンガーのR. Kellyとカニエが歌っている曲です。



"R. Kelly and god of rap shitting on you, holy crap"
「R. Kellyとラップの神がお前にクソを喰らわす。ホーリークラップ」

まず、カニエが自分の事を神と呼ぶのはすでにおなじみなので説明不要かと思います。
ホーリークラップは驚きを表す俗語的なフレーズとしてよく使われますが、ホーリーは「神聖・聖なる」という意味で、クラップは「クソ」という意味の言葉です。

ラップの神(カニエ)がクソ喰らえと言えば、それはつまり神聖なクラップという事になります。

自分で説明していて馬鹿らしくなってきましたが、僕はこの曲のイントロでカニエがmother fu*kerと謎の罵りの言葉を一言だけ残して、しかも中々ラップを始めないところがなんとなく好きです。



Atsu 2nd mixtape "Vishnu"
Stream below or download ZIP here




Sunday, March 8, 2015

かなへびライブ2015

昨日下北沢THREEで開催された「かなへびライブ」に参加してきました。

ユッカさんがオーガナイズされているコンピ企画「かなへびコンピ」の参加者だけでライブやビートバトルをやってしまおうという、面白い発想のイベントです。
ネットで募集した音源だけで作ったコンピで実際にイベントを開いちゃうのもすごいですし、オンラインからオフラインの繋がりを作れる機会の場にもなっていると思うので、素晴らしい企画だと思います。

ライブも新曲ができて楽しかったし、色々な方ともお会いできたので、とても有意義な時間でした。

15分くらい持ち時間をいただいたので普段より少し多めに曲をやったのですが

1枚目のミックステープ収録の自分でも気に入っている「Network Theory」という曲や、



先月発表したミックステープに収録されていてライブでもやってみたいと思っていた「Stay」という曲など...





色々な曲が歌えて良かったです!

big up to かなへびライブ

Sunday, March 1, 2015

Wordplay of the Week #3

今回は、リリシストとして定評のあるLupe Fiascoのリリックから言葉遊びを一つ紹介します。
多分これからこの企画で何回も取り上げるであろうラッパーです。
2010年に発表されたI'm Beaminという曲からです。



"I'm in the driver seat but you can ride along. It's never Cyclops, it's never I alone. I'm telling your story, wherever I perform"
「運転席にいるのは俺だけど、一緒に乗せていってやる。サイクロプスじゃない。自分一人じゃない。どこで歌ってようが、俺が伝えるのは君のストーリーだ。」

サイクロプスとは、ギリシャ神話に登場する一つ目の怪物のことです。
目は英語で「eye」で、自分の意の「I」と全く発音が同じです。

つまりこのラインでLupeが言いたい事は

一つ目の怪物じゃない=アイはひとつじゃない=自分一人じゃない=ラップで伝えるのはリスナーである皆の物語

....という事になります。

サイクロプスとか、一見関係ないような言葉がいきなり出てくるワードプレーはやっぱり面白いです!



Atsu 2nd mixtape "Vishnu"
Stream below or download ZIP here




Sunday, February 22, 2015

Wordplay of the Week #2

第2回目は、Ab-Soulの去年発表されたアルバム These Days...からの一曲です。
3:02あたりに出てくる歌詞です。



"I had my ups and downs, but I always left right"
「これまで色々なことがあった でもいつもちゃんと切り抜けてきた」

多少意訳になってしまいましたが、had my ups and downsで「良い事もあったし悪い事もあった」という感じなので、意味合い的には上の訳で大体正しいと思います。
Left rightは直訳すると「正しく去った」になりますが、文脈的にいうと、切り抜けたとかそういうニュアンスです。

この言葉遊びは書き出してみると分かりやすいと思うのですが....
そうです、上下右左という方向を示す単語だけで構成されているラインなんです!
これ聞いてて気付いたときは一人で感動したんですが、よく考えたら、だからなんだよっていう気もしますね...笑

ちなみに僕はこのアルバムの Just Have Funという曲がお気に入りです。
未来的なビートの上で、Ab-Soulの軽やかなラップが映えていてなかなか気持ちいい曲です。


Atsu 2nd mixtape "Vishnu"
Stream below or download ZIP here


Saturday, February 21, 2015

No Brainer feat. Yue Cue




Day Three...
Vishnu 2.22.2015

ブレブレな頭の中が
未整理のデータ あっ言われてみればな
考えるなよ すぐにゴミ箱 取らせろ耳のタコ
イチかゴじゃなくバチ当たりたくはないだろ?
勝ち? Nuh そうじゃねぇが点けていいの?導火線
もうしませんスンマセンじゃ済みませんぜ ナンセーン?
道険しくなる程 クリアしまたナルホド
巻くモノを覚悟も無く持ち歩く馬鹿ものども
もう庇えねぇ 胴よりも突き出せ
銅よりも金だろうと脳の本能そっとロード
モードは対戦型 濃度100%
ただまだ足りない気がすんだ 穴ばっかだな

You don't need to think about it
We do all the thinking on it 
You just have to press play
気づけば上の上
ただただget high また大気圏外
邪魔ならgood night さながらララバイ

どっかの国での テロとか政治の
動向そういうこと
には頭を使うこともあるだろう
それは大いに結構なことだが
これ聞いてる間だけlet go
ほら全て思考を停止させてlisten
狂いないさ一寸も 狙い定めもってく
つまりchoice1択 それ以外は good luck 
押しとけスペースキー 
だけど間あけず送り込める音の波は
No 一考の余地もない

Friday, February 20, 2015

Visions




Day Two...
Vishnu 2.22.2015

2008 まずはbeat make 
探すsample ルーティンはretake
On repeat ならKanyeのglory
聞いて想像するmy own story 
ピッチ上げるのは声ネタ
同時にピッチ上げた
制作のスピード 鳴らすビート
Fast forward そして数年後
これはやっぱrapもやりたいって
持ち始めたvision
microからmacro
でも経済じゃなくain't bout money
手にとるマイクを

I see visions
I see these visions
なら自分に与えるmission
I see visions
I see these visions 
現在と未来わけるdivision
I see visions
I see these visions
道を照らす that's my religion 
Rhymeが鮮明に写し出す
Close my eyes still see these visions 

日に日に明確になる
Win it win it ひとりつぶやく
だがそこから何を得る
なにをみてる
なにをしてる
I can't even tell 
日常のなか
いつか飾った絵も色褪せ
黒か白だけ
フルカラーからblack and white 
あといくら払えば描いた色
昨日までは覚えてた u no
とか言って語ってた
あの夢も
いまでは文字通り語るだけ
残す言い訳 or 立つ崖


Thursday, February 19, 2015

視点




Day One...
Vishnu 2.22.2015 

主観そして客観としての視点
その間境界線がある
それがただ見たいがために
そのためだけに飛ぶ
俯瞰でログ
浮かんでみる
そこから一体何が見える
誰か言った境界線は無い
知りたい tell me someone just tell me
あなたの赤と俺の赤同じ色か
それを誰か頬を伝う汗か涙 
一目みてどちらかわかれば 

Open your third eye
then it's a new paradigm 
この曲もあくまで
ひとつの視点
第3の目開くまで
Till that day I can not say

傍観者なのか当事者なのか
いつのまにか意識でしか
その違い get it right できない 
ならjust see
何が事実 何が史実
テロか革命 誰がどう呼ぶ 
だれが英霊 誰が戦犯
何が基準 どこが矛盾
または何が伝統文化
どこからそれ野蛮なのか
あの国見てる宗教
この国言ってる迷信
人が歴史を作るのかそれとも歴史が人を?
世間の常識
それすら見方変えれば刷り込まれた偏見

Sunday, February 15, 2015

Wordplay of the Week #1

すごく久しぶりにブログ更新してます。

強制的に定期更新するために、1週間に1回のペースで、僕が面白いと思ったラップの言葉遊びを紹介していきたいと思います。そういう決まり事というか、テーマがあれば定期更新する癖がつきそうな気がするので!

まず第一回目は、XVのAll For Meという曲の歌詞で使われてる言葉遊びです。
0:47あたりにでてきます。



"Never been a virgin because I was always fu*king dope"
「俺が童貞だったことは一度もないぜ いつでもファッキンドープだったから」

このラインが面白いのは、fu*kingを動詞と形容詞の両方の意味で使っている点です。

普通に聞いてれば、このラインのfu*kingは「めちゃくちゃ」とかそういう意味合いでよく使われる形容詞のほうだと思う人が多いと思います。つまり「俺はめちゃくちゃドープ」というありきたりなボースト系の歌詞です。

でも「童貞だったことはない」という現実的にありえない前置きをすることで、このラインの面白さが一気に増してます。なぜXVは童貞だったことがないのか?いつでもdopeをfu*kしてたから。前置きも含めて聞き直すと、動詞のほうのfu*kingにもとれるという面白いダブルミーニングです。

ちなみにこの曲が収録されてるZero Heroesは、ビートも良い感じで聞きやすいオススメのミックステープです。

Atsu
Check out my music on Soundcloud



Monday, August 25, 2014

ALL GREEN

この前の9sari stationのオーディションで披露した曲「All Green」のPVを撮りました。
サウンド的にもリリック的にも気に入っているので、是非聞いてみて下さい!



Atsu
More music on my Soundcloud

Friday, January 31, 2014

刺青とおもてなし

去年の秋頃、マオリ族の女性が刺青を理由に温泉の入浴を拒否されたというニュースが話題になっていましたが、それについて少し書きたいと思います。

まず、マオリの人々にとって「刺青」がどういった意味を持っているのか。マオリはニュージーランドの先住民族で、元来モコは成人の節目等の通過儀礼の際に彫られていたようです。現代でもただのファッションではなく、民族の文化や言語の復興運動の一環としての一面もある、シンボルのようなものらしいです。こういった背景を考えると、もしかしたらモコを刺青と呼称すること自体問題かもしれません。僕たちが言う「刺青」や「タトゥー」と本質的に違うというか。ちなみに、この記事で書いた博物館にはモコ専用の展示コーナーがありました。このことからもモコの重要性や特殊性が窺えます。

もちろん、大半の日本人がモコなんて聞いたことすらないでしょうし(自分も調べてみて初めて知りました)、それを一般常識として求めるのは理不尽だと思います。しかし、こういったバックグラウンドがあるのを知った上で、それに理解を一切示さないのは問題視されるべき行為です。


「刺青をしている人は温泉施設を利用できない」という文化が日本にはある。郷に入っては郷に従えの精神で、マオリ族の人は我慢するべきだ。

というような意見をネット上で目にしましたが、このロジックには疑問を覚えます。


刺青をしている人間を温泉にいれないというのは文化ではなく、単なる規則ではないでしょうか。上記のような歴史・社会・文化的意義をもったモコという伝統文化と、ただの規則(もちろん法律や規則を軽視して良いという訳ではありませんが、この刺青のルールに関してだけいえば本質をついていないというか、過剰規則の可能性もある雑なものではないでしょか。法的な面に関しては主に下記ツイートに同意します。)を同列に論じるのは問題があるように思えます。

もし、マオリの女性からモコの説明を受けたにもかかわらず「刺青はファッションだ」と言い張って切り捨てたんだとしたら、それは非難されるべき行為だと思います。繰り返しますが、モコの文化的背景を知らないのは当然ですし、それ自体悪いことではないでしょう。しかし、異なる文化の存在を認めようとせず、民族のアイデンティティともいえる伝統をぞんざいに扱われた人がどう感じるかを想像すらしない。記事だけでは詳しい状況などはわかりませんが、もしそういった事実があったのだとすれば許されるべきではないと思います。そういった姿勢は変えていくべきです。東京オリンピック開催が決まって「おもてなし」という言葉をよく耳にするようになりましたが、本当の意味で海外から来る人をもてなすには許容力や寛容性も必要だと思います。柔軟性ともいえるかもしれません。もっと単純な話、「郷に入っては郷に従え」って、郷に入る側の心構えとしては必要だと思いますが、郷側が声高に主張するのはどうかなと思います。



ただ、伝統文化だからといって、それが何事にも優先され、常に無条件で保護の対象になるべきようなものだとは思いません。ときには法律の力で廃止・規制することも必要でしょう。例えば、中東の児童婚やインドのカースト制度は確かに伝統文化かもしれませんが、人道的観点からみて問題があるので何らかの措置を取る事は正しいと思います。伝統というもの自体が社会的に作り上げられた概念であって絶対的な定義はないので、ケースバイケースということだと思います。

--------

Atsu 1st demo album "Shiva"
FREE DOWNLOAD

 


Atsu
Soundcloud: https://soundcloud.com/atsuhiphopbeats
Twitter: https://twitter.com/AtsuJapanovas
Email: japanovas@gmail.com

Thursday, October 10, 2013

Shiva

色々あって制作に1年近くかかってしまいましたが、遂にEPが完成しました!
全11曲です。
こういう形でまとまった作品集を発表するのは初めてなので嬉しいです。
収録曲のダイジェスト動画も作ったので、少しでも気になったら是非ダウンロードして聞いてみてください。

 

もちろんこのEPは無料ダウンロードです。
制作に協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました!
DOWNLOAD LINK 1
DOWNLOAD LINK 2


Atsu
Soundcloud: https://soundcloud.com/atsuhiphopbeats
Twitter: https://twitter.com/AtsuJapanovas
Email: japanovas@gmail.com

Saturday, October 5, 2013

新曲

来週10月10日に発表予定の自分のフリーアルバムから、動画付きで1曲アップしてみました。よければ聞いてみてください。
この曲はなにか深いメッーセージがあるわけではなく、自由に言葉遊び的要素もいれてみました。ただ、フックの部分とかは特にアルバム全体のテーマにあう様に意識した部分もあります。あと、セカンドバースにアニメネタも忍ばせてあるので気がついた方がいたら教えてください。笑
ビート自体はある曲のリミックス用にだいぶ前に作ったのですが、気に入ってたので自分のラップをのせてみることにしました。




Atsu
Soundcloud: https://soundcloud.com/atsuhiphopbeats
Twitter: https://twitter.com/AtsuJapanovas
Email: japanovas@gmail.com

Thursday, August 15, 2013

かなへびコンピ

毎年8月に代々木公園で開催されている日本最大規模のヒップホップイベントBBOY PARKで、自分の曲が収録されているコンピレーションアルバムが発売されます。
今年は8月16 (金)17(土) 18(日)みたいです。
ユッカさん(@yuccanahebi)という方が自主制作されている「かなへびコンピ」というアルバムで、フリマスペースで購入可能だそうです。20曲以上入っていて500円らしいので相当お得だと思います。詳細はユッカさんのブログでみれます。ひとりで音源を募ってCDという形にするのは色々と大変だと思うので、ユッカさんには本当に感謝です。

自分が作ったものは1曲目のSelecter's Lifeというやつです。
ビート自体は結構昔作ったもので、大ネタをループしてる感じです。The Isley Brothersの鉄板のあれです。今回のラップは構成が変わっているというか、すこし新しい事にチャレンジしてみました。よければ聞いてみてください!

Atsu
Email: japanovas@gmail.com

Saturday, April 27, 2013

日本人の宗教観は異常?

先日、チュートリアル用に、宗教についての論文を書きました。
Is folk religion the world over always about the same things? (民間信仰の本質は、世界中どこでも常に同じか?どんな答え方もできるので厄介)という質問だったんですが、いろいろ文献を読んでいてひとつ思ったことがあります。

たまに「日本人の宗教観は異常だ」みたいな意見を聞きます。
例えば、

日本人はクリスマスを祝って1週間もしないうちに、除夜の鐘という仏教の行事を行い、その直後には神道の信仰施設にお参りしにいく。異質の宗教がいくつも入り交じった、異常な国だ。日本は変だ!

というような事をいう人がいます。

でも、これは人類学的にはNGです。チュートリアルでこんなこと言ったら、教授のものすごい質問攻めが待ってると思います笑
「異なるいくつもの宗教が共存することはありえない」という排他的な考え方は、キリスト教やイスラム教のような一神教を前提とした物の見方です。
もちろん一神教自体を否定している訳ではありません。
しかし、ひとつの価値観を絶対的なフレームワークとして捉え、ほかの人の宗教観を評価することは危険です。差別や偏見に繋がる可能性があるからです。評価することと分析することは違います。
更にいえば、「異常」や「変」というレッテルを貼った時点で、思考プロセスが停滞する傾向にあると思います。
自分たちとは違うけど、じゃあ何で違うのだろう?という考え方のほうが建設的です。
人類学(だけじゃないとは思いますが)の根底を成す方法論だと思います。


---------------------

全く関係ないですが、LOW HIGH WHO?という音楽レーベルの新人発掘企画「GOLDEN DEMO 3」に自分の楽曲が収録されました!
無料でダウンロードできるアルバムなので、よければ是非チェックお願いします  m(_ _)m
留学生の視点からラップしてみました!
リンク



Thursday, March 28, 2013

Unbelievable

一緒に音楽を作った仲間のStouch a.k.a MC JINがこの世を去ってちょうど一年が経ちました。彼の音や言葉は永久に不滅です。
彼が残した曲を集めてフリーアルバムを作ったので、一人でも多くの方に聞いてほしいです。ダウンロードリンクと試聴動画です。



リンク

Stouchの音楽作りにすこしでも関われたことを誇りに思います。
Rest in peace.




Wednesday, March 13, 2013

社会人類学?なにそれ?


「社会人類学を専攻しています」という自己紹介をすると、だいたいどういう学問なのか説明するところから始まります。
これが意外と難しいことに最近気がついたので、自分の考えをまとめる意味も兼ねて、社会人類学とはいったいどういう学問なのかを今回は書きます。自分自身もまだ修士の途中で真髄を語れるほどマスターした訳ではないですが、予備知識がない人が読んでも分かるようになるべく簡潔に書いてみようと思います。

すごく簡単に言うと、人類の社会的または文化的な一面を研究する学問が社会人類学です。
世界中に存在する様々な社会と文化のありかたをより深く理解することを主な目的としています。人間の生活の中で起こるあらゆる文化・社会的事象が研究対象となるので、リサーチトピックは多岐にわたります。生活様式、習慣的行為、社会形態、なんでもアリです。(具体的な研究の事例もあげたいのですが、長くなるのでまた今度書きます)
人間社会を研究するというのは社会科学全般に言えることですが、社会人類学の特徴のひとつとして参与観察という調査方法が挙げられると思います。
一言で言うと、研究対象となるコミュニティに長期間住み込んで定性的データを集めるフィールドワークです。調査者自身がそのコミュニティの一員となって観察やインタビューをすることが目的なので、年単位で行われることもあります。修士過程の段階では時間がないため参与観察はしませんが、博士論文のリサーチには必須です。

アフリカの奥地のなんとか族の一員になって情報を集めて、それを分析して、それに何の意味があるの?と思われる方もいるかと思います。
まず第一に、単純に面白いです。
文化や社会というものを普遍的なものとして捉えたアプローチではないからこそ、いつも新しい発見があるように思います。普段の生活では当たり前で、存在すら特に意識していないような様々な事象を、成り立ちから分析していくので常に新鮮です。
そして「こういう宗教観の下こういう習慣や考え方をもっている人がいるんだ」というような発見は、人間というものをより深く理解することにつながると思います。
なぜ社会には階級というものが存在するのか?差別や偏見はどのように生まれるのか?などなど。人間が社会性をもった生物である以上、社会や文化を研究する意義は常にあると思います。更に「文化というものに優劣はなく、すべて平等に論理的思考に基づいた研究の対象になりうる」という考えを体現しているという点に置いても、社会人類学の存在意義はあると感じます。
最後に、マリノフスキという社会人類学者の言葉なのですが、自分がこの学問に感じている魅力を要約していると思うので勝手に和訳してみました笑
(有名な本なのでちゃんと和訳されたものが出版されているはずです。興味がある方は是非探してみてください)
上記の参与観察という研究方法の真意もこの言葉に隠されているように思えます。

誰もが生まれながらにして縛られている「習慣」「信仰」「偏見」などから自らを解放しない限り、ソクラテスの言う人の知の境界にたどり着くことは出来ない。この非常に重要な目的を達成するためには、他人の価値観や考え方を、その人の視点から理解しようとする癖をつけるのが一番効率的である。偏見や復讐心がヨーロッパの国々を分断しようとしているこの時代にこそ、人類はこのような寛容性を身につけるべきである。人々が今まで理想として掲げてきた科学や宗教といったものが、忘却の彼方へと追いやられようとしている現在こそ、認容力が必要なのである。洗練された深さを持った真の科学者であるという事は、このような雅量を示すことができるということではないだろうか。
1922年 ブロニスワフ・マリノフスキ
「西太平洋の遠洋航海者」より

We cannot possibly reach the final socratic wisdom of knowing ourselves if we never leave the narrow confinement of the customs, beliefs and prejudices into which every man is born. Nothing can teach us a better lesson in this matter of ultimate importance than the habit of mind which allows us to treat the beliefs and values of another man from his point of view. Nor has civilized humanity ever needed such tolerance more than now, when prejudice, ill will and vindictiveness are dividing each European nation from another, when all the ideals, cherished and proclaimed as the highest achievements of civilization, science and religion, have been thrown to the winds. The Science of Man, in its most refined and deepest version should lead us to such knowledge and to tolerance and generosity (Malinowski 1922:518)


関係ないですが、この前友達とパブに行ったときに飲んだモルドワインがおいしかったので貼ります!温かいジュースみたいなワインです。普段お酒は飲まないほうですが、これは飲みやすかったです。





Monday, February 4, 2013

Copipe

繋げる 人から人へ
それはいつか織り成す暖かいヒートテック

Saturday, January 5, 2013

新年と新曲

明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

2012年は個人的にはかなり激動の年でした。
環境も変わったし、嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、色々ありました。
気持ちを切り替えて、今年も有意義な1年を過ごせるよう頑張っていこうと思います。
引き続きブログも更新していくつもりなので、これからもよろしくお願いします!

今年は音楽活動のほうも今までとは違うアプローチでやっていこうと思っています。
所信表明という訳ではありませんが、早速今年一発目の曲が出来ました!
自分は楽曲とミックス作業だけ担当しました。
「なにも持っていない」という一見ネガティブなフレーズをテーマに、 Ukiyoがポジティブなラップをしてくれました。共感できる部分も多いと思うので、良かったら聞いてみてください。しかも今回は映像付き!