Saturday, January 5, 2013

新年と新曲

明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

2012年は個人的にはかなり激動の年でした。
環境も変わったし、嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、色々ありました。
気持ちを切り替えて、今年も有意義な1年を過ごせるよう頑張っていこうと思います。
引き続きブログも更新していくつもりなので、これからもよろしくお願いします!

今年は音楽活動のほうも今までとは違うアプローチでやっていこうと思っています。
所信表明という訳ではありませんが、早速今年一発目の曲が出来ました!
自分は楽曲とミックス作業だけ担当しました。
「なにも持っていない」という一見ネガティブなフレーズをテーマに、 Ukiyoがポジティブなラップをしてくれました。共感できる部分も多いと思うので、良かったら聞いてみてください。しかも今回は映像付き!




Sunday, December 30, 2012

神の存在

ロンドンからの更新。

もう時期的にはクリスマスというよりお正月ですが、ちょっとクリスマス関連のことについて書きます。
今回の冬休みは日本に帰る予定はもともとなかったので、12月25日も普段通り寮にいました。冬休み自体は今月の頭からすでに始まっていたので、多くの生徒は帰省か旅行でオックスフォードを離れていたようです。街の中心部のほうに散歩に行きましたが、店もほとんど閉まっていてゴーストタウンのようでした。
皆家でゆっくりしつつミンスパイやターキーでも食べていたのだと思います。

クリスマスといえばキリストの降誕祭。
先日、物理学の教授による神についてのレクチャーを聞いてきました。
とても興味深い内容でした。
キリスト教徒の学者なので、なかなか面白い視点から科学と神の関係性について話してくれました。
要約すると「科学は様々な可能性に満ちているし、人類の英知の象徴といえるが、科学を使って世界のすべてを説明することは不可能だ」というようなことをおっしゃっていました。
科学はあくまで街灯であって、道のすべてを照らす太陽にはなりえない、という事らしいです。
確かに科学的方法は万能ではないと思います。
倫理観などを養うには宗教などのほうが向いているかもしれません。
だからこそ両立しうるし、させるべきなのでしょう。

しかし、科学と宗教の両立は不可能だという人ももちろんいるみたいです。
面白いトピックだったのです少し自分でもリサーチしていたら下の動画を見つけました。
反宗教主義者として有名なドーキンス教授と、敬虔なクリスチャンのレノックス教授のディベートです。テーマは科学と宗教の関係性、神の存在の是非などです。
二人ともオックスフォードで教鞭をとっている科学者で、かなりハイレベルな討論です。
結構長い動画ですがアカデミックな対決でとても面白いです。
司会者も最初に言っていますがrhetorical skills in the best British traditionとはまさしくこの事だと思います。
オススメです!


Friday, December 14, 2012

知の街3

これの続き。

セミナーで有益な話を聞くのもいいけど、学術資料とか美術品を実際に自分の目で見て新しい知識を吸収したい!
という人も安心してオックスフォードに来てください。

この街には美術館や博物館が何個もあります。
美術史や考古学を勉強するのに適してる環境だと思います。入館料はタダだし。
寮から歩いて15分くらいのピットリバースという博物館でたまに人類学の授業があります。
ピットリバース博物館は比較的小さな、民族・考古資料展示がメインの博物館です。
面白いのは、社会人類学的な資料価値がこの博物館自体にあるという事。
この博物館の展示方法は設立当時とあまり変わっていないらしいんですが、一般的な博物館と違って、民族や文化圏ごとに展示が分けられていません。
ではどの様にカテゴライズされているかというと、資料の種類や用途別に分けられています。
たとえばこの展示ケースは世界中から集めた櫛、こっちは様々な民族の槍、といった感じです。

これは創立者ピットリバース氏(19世紀の英軍人)の思想に基づいた展示方法らしいです。
この思想の裏には、 ヨーロッパで19世紀頃に主流だったある社会理論があります。
単系進化と呼ばれているもので、社会には発展のステージがいくつかあって西洋文化が社会進化の頂点にある、という理論です。
差別的思考に繋がるのでこの理論は今の学会では廃れていますが、当時はこういった考えのもとに研究が行われていました。
ピットリバース氏は、生物の進化でいうところの相似形をまとめて陳列することによって、ある道具や形状が時代と共にどのように「進化」してきたのかを提示したかったのではないでしょうか。

とまあ、近くに博物館みたいなリソースがあると、こういったことも実際に自分の目で見て勉強できます!

ピットリバース博物館と、隣接している自然史博物館の写真です。
3枚目はオックスフォードに来てから知り合ったプロデューサーのスタジオです。ラトビア人なんですが、自分とはかなり違うスキルと感性を持っています。いま一緒にいくつか楽曲を制作してるので、どんなものになるか自分も楽しみです!!


Thursday, November 8, 2012

希望とは

いよいよ1学期目も後半戦に突入しました。5週目です。
1学期が8週間しかないわりに冬休みは1ヶ月以上あります。
まあ、休みといっても、チューターの教授には「参考書をずっと読んでいなさい。クリスマスだけは休んでも良い」と言われています笑
ちなみに、イギリスでは1学期目2学期目という言い方はしないで少し特殊な呼び方をします。
秋季学期はMichaelmas termといいます。
大天使ミカエルの祭日(9月29日)に由来するらしいです。

話は変わりますが。オバマ氏勝ちましたね!
勝利スピーチを見たんですが、 米国民じゃないのにすこし感動しました。
やっぱり大統領はただの行政府の長じゃない、国民の象徴なんだという事を実感するスピーチでした。
物語性もあるしデリバリーの仕方ももちろん巧いけど、なにより内容が良かった。
たぶん本人が書いてるわけではないと思うけど、魂こもってたなー。
「希望」とは何かを説明するところが特にかっこ良かったので貼ります。


I'm not talking about blind optimism, the kind of hope that just ignores the enormity of the tasks ahead or the road blocks that stand in our path. I'm not talking about the wishful idealism that allows us to just sit on the sidelines or shirk from a fight. I have always believed that hope is that stubborn thing inside us that insists, despite all the evidence to the contrary, that something better awaits us so long as we have the courage to keep reaching, to keep working, to keep fighting.

やみくもな楽観主義について話しているのではありません。前にたちはだかる仕事がいかに大変かをいたずらに無視したり、道をふさぐ障害物を無視したりする、そんな希望のことではありません。ただ高みの見物を決め込んだり、戦いから逃げ回るだけの脳天気な理想主義のことでもない。私はかねてから希望というのは、自分たちの中にある頑固な何かだと思ってきました。そんなの無理だとどんなに言われても、果敢に手を伸ばし続け、働き続け、戦い続ける勇気があれば、今より良いものが何か待っていると、頑なに信じ続ける何かだと。

ソース

Monday, October 29, 2012

知の街2

続き。

ほかにも学生主催のセミナーもたくさんあります。
無数のソサエティー(日本で言うところのサークルとかクラブ活動)があるので、毎日何かしらイベントがあります。キャンパス内のどこかで。
この前参加してきたのは「世界で最も対費用効果の高いチャリティーを立ち上げるには」というセミナー。講師はAgainst Malaria Foundation の創設者。
募金で購入した蚊帳をマラリアの恐怖にさらされている人々の下に届ける、という団体らしいです。
お金を集めるには誰でもわかるような単純なミッションとプロダクトが必要だ、という言葉が印象に残っています。




そのセミナーの会場の写真なんですけど、コーパスクリスティというカレッジの講堂です。
ケロッグにもこんな立派な施設があれば。。笑

明日は近所の教会である講演を聞きに行く予定です。
テーマは Doesn't modern science make faith in God irrational?
現代科学は神への信仰心を不合理とするのか?
物理学者が講師だし、テーマもおもしろそうなので楽しみです!