Thursday, October 10, 2013

Shiva

色々あって制作に1年近くかかってしまいましたが、遂にEPが完成しました!
全11曲です。
こういう形でまとまった作品集を発表するのは初めてなので嬉しいです。
収録曲のダイジェスト動画も作ったので、少しでも気になったら是非ダウンロードして聞いてみてください。

 

もちろんこのEPは無料ダウンロードです。
制作に協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました!
DOWNLOAD LINK 1
DOWNLOAD LINK 2


Atsu
Soundcloud: https://soundcloud.com/atsuhiphopbeats
Twitter: https://twitter.com/AtsuJapanovas
Email: japanovas@gmail.com

Saturday, October 5, 2013

新曲

来週10月10日に発表予定の自分のフリーアルバムから、動画付きで1曲アップしてみました。よければ聞いてみてください。
この曲はなにか深いメッーセージがあるわけではなく、自由に言葉遊び的要素もいれてみました。ただ、フックの部分とかは特にアルバム全体のテーマにあう様に意識した部分もあります。あと、セカンドバースにアニメネタも忍ばせてあるので気がついた方がいたら教えてください。笑
ビート自体はある曲のリミックス用にだいぶ前に作ったのですが、気に入ってたので自分のラップをのせてみることにしました。




Atsu
Soundcloud: https://soundcloud.com/atsuhiphopbeats
Twitter: https://twitter.com/AtsuJapanovas
Email: japanovas@gmail.com

Thursday, August 15, 2013

かなへびコンピ

毎年8月に代々木公園で開催されている日本最大規模のヒップホップイベントBBOY PARKで、自分の曲が収録されているコンピレーションアルバムが発売されます。
今年は8月16 (金)17(土) 18(日)みたいです。
ユッカさん(@yuccanahebi)という方が自主制作されている「かなへびコンピ」というアルバムで、フリマスペースで購入可能だそうです。20曲以上入っていて500円らしいので相当お得だと思います。詳細はユッカさんのブログでみれます。ひとりで音源を募ってCDという形にするのは色々と大変だと思うので、ユッカさんには本当に感謝です。

自分が作ったものは1曲目のSelecter's Lifeというやつです。
ビート自体は結構昔作ったもので、大ネタをループしてる感じです。The Isley Brothersの鉄板のあれです。今回のラップは構成が変わっているというか、すこし新しい事にチャレンジしてみました。よければ聞いてみてください!

Atsu
Email: japanovas@gmail.com

Saturday, April 27, 2013

日本人の宗教観は異常?

先日、チュートリアル用に、宗教についての論文を書きました。
Is folk religion the world over always about the same things? (民間信仰の本質は、世界中どこでも常に同じか?どんな答え方もできるので厄介)という質問だったんですが、いろいろ文献を読んでいてひとつ思ったことがあります。

たまに「日本人の宗教観は異常だ」みたいな意見を聞きます。
例えば、

日本人はクリスマスを祝って1週間もしないうちに、除夜の鐘という仏教の行事を行い、その直後には神道の信仰施設にお参りしにいく。異質の宗教がいくつも入り交じった、異常な国だ。日本は変だ!

というような事をいう人がいます。

でも、これは人類学的にはNGです。チュートリアルでこんなこと言ったら、教授のものすごい質問攻めが待ってると思います笑
「異なるいくつもの宗教が共存することはありえない」という排他的な考え方は、キリスト教やイスラム教のような一神教を前提とした物の見方です。
もちろん一神教自体を否定している訳ではありません。
しかし、ひとつの価値観を絶対的なフレームワークとして捉え、ほかの人の宗教観を評価することは危険です。差別や偏見に繋がる可能性があるからです。評価することと分析することは違います。
更にいえば、「異常」や「変」というレッテルを貼った時点で、思考プロセスが停滞する傾向にあると思います。
自分たちとは違うけど、じゃあ何で違うのだろう?という考え方のほうが建設的です。
人類学(だけじゃないとは思いますが)の根底を成す方法論だと思います。


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全く関係ないですが、LOW HIGH WHO?という音楽レーベルの新人発掘企画「GOLDEN DEMO 3」に自分の楽曲が収録されました!
無料でダウンロードできるアルバムなので、よければ是非チェックお願いします  m(_ _)m
留学生の視点からラップしてみました!
リンク



Thursday, March 28, 2013

Unbelievable

一緒に音楽を作った仲間のStouch a.k.a MC JINがこの世を去ってちょうど一年が経ちました。彼の音や言葉は永久に不滅です。
彼が残した曲を集めてフリーアルバムを作ったので、一人でも多くの方に聞いてほしいです。ダウンロードリンクと試聴動画です。



リンク

Stouchの音楽作りにすこしでも関われたことを誇りに思います。
Rest in peace.




Wednesday, March 13, 2013

社会人類学?なにそれ?


「社会人類学を専攻しています」という自己紹介をすると、だいたいどういう学問なのか説明するところから始まります。
これが意外と難しいことに最近気がついたので、自分の考えをまとめる意味も兼ねて、社会人類学とはいったいどういう学問なのかを今回は書きます。自分自身もまだ修士の途中で真髄を語れるほどマスターした訳ではないですが、予備知識がない人が読んでも分かるようになるべく簡潔に書いてみようと思います。

すごく簡単に言うと、人類の社会的または文化的な一面を研究する学問が社会人類学です。
世界中に存在する様々な社会と文化のありかたをより深く理解することを主な目的としています。人間の生活の中で起こるあらゆる文化・社会的事象が研究対象となるので、リサーチトピックは多岐にわたります。生活様式、習慣的行為、社会形態、なんでもアリです。(具体的な研究の事例もあげたいのですが、長くなるのでまた今度書きます)
人間社会を研究するというのは社会科学全般に言えることですが、社会人類学の特徴のひとつとして参与観察という調査方法が挙げられると思います。
一言で言うと、研究対象となるコミュニティに長期間住み込んで定性的データを集めるフィールドワークです。調査者自身がそのコミュニティの一員となって観察やインタビューをすることが目的なので、年単位で行われることもあります。修士過程の段階では時間がないため参与観察はしませんが、博士論文のリサーチには必須です。

アフリカの奥地のなんとか族の一員になって情報を集めて、それを分析して、それに何の意味があるの?と思われる方もいるかと思います。
まず第一に、単純に面白いです。
文化や社会というものを普遍的なものとして捉えたアプローチではないからこそ、いつも新しい発見があるように思います。普段の生活では当たり前で、存在すら特に意識していないような様々な事象を、成り立ちから分析していくので常に新鮮です。
そして「こういう宗教観の下こういう習慣や考え方をもっている人がいるんだ」というような発見は、人間というものをより深く理解することにつながると思います。
なぜ社会には階級というものが存在するのか?差別や偏見はどのように生まれるのか?などなど。人間が社会性をもった生物である以上、社会や文化を研究する意義は常にあると思います。更に「文化というものに優劣はなく、すべて平等に論理的思考に基づいた研究の対象になりうる」という考えを体現しているという点に置いても、社会人類学の存在意義はあると感じます。
最後に、マリノフスキという社会人類学者の言葉なのですが、自分がこの学問に感じている魅力を要約していると思うので勝手に和訳してみました笑
(有名な本なのでちゃんと和訳されたものが出版されているはずです。興味がある方は是非探してみてください)
上記の参与観察という研究方法の真意もこの言葉に隠されているように思えます。

誰もが生まれながらにして縛られている「習慣」「信仰」「偏見」などから自らを解放しない限り、ソクラテスの言う人の知の境界にたどり着くことは出来ない。この非常に重要な目的を達成するためには、他人の価値観や考え方を、その人の視点から理解しようとする癖をつけるのが一番効率的である。偏見や復讐心がヨーロッパの国々を分断しようとしているこの時代にこそ、人類はこのような寛容性を身につけるべきである。人々が今まで理想として掲げてきた科学や宗教といったものが、忘却の彼方へと追いやられようとしている現在こそ、認容力が必要なのである。洗練された深さを持った真の科学者であるという事は、このような雅量を示すことができるということではないだろうか。
1922年 ブロニスワフ・マリノフスキ
「西太平洋の遠洋航海者」より

We cannot possibly reach the final socratic wisdom of knowing ourselves if we never leave the narrow confinement of the customs, beliefs and prejudices into which every man is born. Nothing can teach us a better lesson in this matter of ultimate importance than the habit of mind which allows us to treat the beliefs and values of another man from his point of view. Nor has civilized humanity ever needed such tolerance more than now, when prejudice, ill will and vindictiveness are dividing each European nation from another, when all the ideals, cherished and proclaimed as the highest achievements of civilization, science and religion, have been thrown to the winds. The Science of Man, in its most refined and deepest version should lead us to such knowledge and to tolerance and generosity (Malinowski 1922:518)


関係ないですが、この前友達とパブに行ったときに飲んだモルドワインがおいしかったので貼ります!温かいジュースみたいなワインです。普段お酒は飲まないほうですが、これは飲みやすかったです。





Monday, February 4, 2013

Copipe

繋げる 人から人へ
それはいつか織り成す暖かいヒートテック

Saturday, January 5, 2013

新年と新曲

明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

2012年は個人的にはかなり激動の年でした。
環境も変わったし、嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、色々ありました。
気持ちを切り替えて、今年も有意義な1年を過ごせるよう頑張っていこうと思います。
引き続きブログも更新していくつもりなので、これからもよろしくお願いします!

今年は音楽活動のほうも今までとは違うアプローチでやっていこうと思っています。
所信表明という訳ではありませんが、早速今年一発目の曲が出来ました!
自分は楽曲とミックス作業だけ担当しました。
「なにも持っていない」という一見ネガティブなフレーズをテーマに、 Ukiyoがポジティブなラップをしてくれました。共感できる部分も多いと思うので、良かったら聞いてみてください。しかも今回は映像付き!