Sunday, February 22, 2015

Wordplay of the Week #2

第2回目は、Ab-Soulの去年発表されたアルバム These Days...からの一曲です。
3:02あたりに出てくる歌詞です。



"I had my ups and downs, but I always left right"
「これまで色々なことがあった でもいつもちゃんと切り抜けてきた」

多少意訳になってしまいましたが、had my ups and downsで「良い事もあったし悪い事もあった」という感じなので、意味合い的には上の訳で大体正しいと思います。
Left rightは直訳すると「正しく去った」になりますが、文脈的にいうと、切り抜けたとかそういうニュアンスです。

この言葉遊びは書き出してみると分かりやすいと思うのですが....
そうです、上下右左という方向を示す単語だけで構成されているラインなんです!
これ聞いてて気付いたときは一人で感動したんですが、よく考えたら、だからなんだよっていう気もしますね...笑

ちなみに僕はこのアルバムの Just Have Funという曲がお気に入りです。
未来的なビートの上で、Ab-Soulの軽やかなラップが映えていてなかなか気持ちいい曲です。


Atsu 2nd mixtape "Vishnu"
Stream below or download ZIP here


Saturday, February 21, 2015

No Brainer feat. Yue Cue




Day Three...
Vishnu 2.22.2015

ブレブレな頭の中が
未整理のデータ あっ言われてみればな
考えるなよ すぐにゴミ箱 取らせろ耳のタコ
イチかゴじゃなくバチ当たりたくはないだろ?
勝ち? Nuh そうじゃねぇが点けていいの?導火線
もうしませんスンマセンじゃ済みませんぜ ナンセーン?
道険しくなる程 クリアしまたナルホド
巻くモノを覚悟も無く持ち歩く馬鹿ものども
もう庇えねぇ 胴よりも突き出せ
銅よりも金だろうと脳の本能そっとロード
モードは対戦型 濃度100%
ただまだ足りない気がすんだ 穴ばっかだな

You don't need to think about it
We do all the thinking on it 
You just have to press play
気づけば上の上
ただただget high また大気圏外
邪魔ならgood night さながらララバイ

どっかの国での テロとか政治の
動向そういうこと
には頭を使うこともあるだろう
それは大いに結構なことだが
これ聞いてる間だけlet go
ほら全て思考を停止させてlisten
狂いないさ一寸も 狙い定めもってく
つまりchoice1択 それ以外は good luck 
押しとけスペースキー 
だけど間あけず送り込める音の波は
No 一考の余地もない

Friday, February 20, 2015

Visions




Day Two...
Vishnu 2.22.2015

2008 まずはbeat make 
探すsample ルーティンはretake
On repeat ならKanyeのglory
聞いて想像するmy own story 
ピッチ上げるのは声ネタ
同時にピッチ上げた
制作のスピード 鳴らすビート
Fast forward そして数年後
これはやっぱrapもやりたいって
持ち始めたvision
microからmacro
でも経済じゃなくain't bout money
手にとるマイクを

I see visions
I see these visions
なら自分に与えるmission
I see visions
I see these visions 
現在と未来わけるdivision
I see visions
I see these visions
道を照らす that's my religion 
Rhymeが鮮明に写し出す
Close my eyes still see these visions 

日に日に明確になる
Win it win it ひとりつぶやく
だがそこから何を得る
なにをみてる
なにをしてる
I can't even tell 
日常のなか
いつか飾った絵も色褪せ
黒か白だけ
フルカラーからblack and white 
あといくら払えば描いた色
昨日までは覚えてた u no
とか言って語ってた
あの夢も
いまでは文字通り語るだけ
残す言い訳 or 立つ崖


Thursday, February 19, 2015

視点




Day One...
Vishnu 2.22.2015 

主観そして客観としての視点
その間境界線がある
それがただ見たいがために
そのためだけに飛ぶ
俯瞰でログ
浮かんでみる
そこから一体何が見える
誰か言った境界線は無い
知りたい tell me someone just tell me
あなたの赤と俺の赤同じ色か
それを誰か頬を伝う汗か涙 
一目みてどちらかわかれば 

Open your third eye
then it's a new paradigm 
この曲もあくまで
ひとつの視点
第3の目開くまで
Till that day I can not say

傍観者なのか当事者なのか
いつのまにか意識でしか
その違い get it right できない 
ならjust see
何が事実 何が史実
テロか革命 誰がどう呼ぶ 
だれが英霊 誰が戦犯
何が基準 どこが矛盾
または何が伝統文化
どこからそれ野蛮なのか
あの国見てる宗教
この国言ってる迷信
人が歴史を作るのかそれとも歴史が人を?
世間の常識
それすら見方変えれば刷り込まれた偏見

Sunday, February 15, 2015

Wordplay of the Week #1

すごく久しぶりにブログ更新してます。

強制的に定期更新するために、1週間に1回のペースで、僕が面白いと思ったラップの言葉遊びを紹介していきたいと思います。そういう決まり事というか、テーマがあれば定期更新する癖がつきそうな気がするので!

まず第一回目は、XVのAll For Meという曲の歌詞で使われてる言葉遊びです。
0:47あたりにでてきます。



"Never been a virgin because I was always fu*king dope"
「俺が童貞だったことは一度もないぜ いつでもファッキンドープだったから」

このラインが面白いのは、fu*kingを動詞と形容詞の両方の意味で使っている点です。

普通に聞いてれば、このラインのfu*kingは「めちゃくちゃ」とかそういう意味合いでよく使われる形容詞のほうだと思う人が多いと思います。つまり「俺はめちゃくちゃドープ」というありきたりなボースト系の歌詞です。

でも「童貞だったことはない」という現実的にありえない前置きをすることで、このラインの面白さが一気に増してます。なぜXVは童貞だったことがないのか?いつでもdopeをfu*kしてたから。前置きも含めて聞き直すと、動詞のほうのfu*kingにもとれるという面白いダブルミーニングです。

ちなみにこの曲が収録されてるZero Heroesは、ビートも良い感じで聞きやすいオススメのミックステープです。

Atsu
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