去年の秋頃、マオリ族の女性が刺青を理由に温泉の入浴を拒否されたというニュースが話題になっていましたが、それについて少し書きたいと思います。
もちろん、大半の日本人がモコなんて聞いたことすらないでしょうし(自分も調べてみて初めて知りました)、それを一般常識として求めるのは理不尽だと思います。しかし、こういったバックグラウンドがあるのを知った上で、それに理解を一切示さないのは問題視されるべき行為です。
というような意見をネット上で目にしましたが、このロジックには疑問を覚えます。
刺青をしている人間を温泉にいれないというのは文化ではなく、単なる規則ではないでしょうか。上記のような歴史・社会・文化的意義をもったモコという伝統文化と、ただの規則(もちろん法律や規則を軽視して良いという訳ではありませんが、この刺青のルールに関してだけいえば本質をついていないというか、過剰規則の可能性もある雑なものではないでしょか。法的な面に関しては主に下記ツイートに同意します。)を同列に論じるのは問題があるように思えます。
もし、マオリの女性からモコの説明を受けたにもかかわらず「刺青はファッションだ」と言い張って切り捨てたんだとしたら、それは非難されるべき行為だと思います。繰り返しますが、モコの文化的背景を知らないのは当然ですし、それ自体悪いことではないでしょう。しかし、異なる文化の存在を認めようとせず、民族のアイデンティティともいえる伝統をぞんざいに扱われた人がどう感じるかを想像すらしない。記事だけでは詳しい状況などはわかりませんが、もしそういった事実があったのだとすれば許されるべきではないと思います。そういった姿勢は変えていくべきです。東京オリンピック開催が決まって「
違う角度から言えば、なぜ規則があるのかという立法趣旨にさかのぼった解釈をしないのは、硬直化した文言解釈と言わざるを得ない
— 清水三毛 (@mikeshimizu) September 13, 2013
民族を象徴する身体装飾という重要な表現を尊重しない硬直的な措置には、強い疑問を感じる。でも一軒ごとの店が判断するのも大変なので、より上のレベルで解決すべき問題だろうな
— 清水三毛 (@mikeshimizu) September 12, 2013
ただ、伝統文化だからといって、それが何事にも優先され、
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Atsu 1st demo album "Shiva"
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